2020年4月28日 公開
WBFホテル&リゾーツ(株)|大阪市北区
【業種】 ホテル受託運営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 160億円内外
特別情報大阪版(R2.4.14)、大阪支社情報会(R2.4.9)で既報。4月27日付で大阪地裁へ民事再生手続開始申立を行い、同日監督命令を受けた。申立代理人は田中 宏弁護士(きっかわ法律事務所、大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト11階、TEL 06-6201-2970)他。監督委員には野上 昌樹弁護士(弁護士法人大江橋法律事務所、大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー27階、TEL 06-6208-1500)が選任されている。負債総額は債権者575名に対し160億円内外。今後はスポンサー企業を選定して再建を目指していく。
旅行業を営む(株)ホワイト・ベアーファミリー(以下WBF、法人番号:6120001070371、同所)を中核とするグループ企業として平成21年に設立。「ホテルWBF」の名称でホテルの運営受託を手掛け、大阪および北海道を主体に30カ所内外を運営。WBFとの連携により外国人観光客を取り込み、平成31年3月期には売上高47億8,400万円内外を計上するなど急成長を遂げていた。
しかし、今期に入り業績は下降路線に転じ、ホテル開設資金を借入金に依存するなど、負担が徐々に増す中、令和元年末あたりから取引金融機関を通じてスポンサー探しに着手していたとも聞かれていた。更にコロナショックで本年2月以降客足は激減し、関西圏を中心に十数カ所の随時休業を余儀なくされた。今後コロナが終息を迎えたとしてもインバウンド需要が回復するかは不透明で、旅行業を営む関連会社を含むグループの先行きが案じられていたが、先行き見通しがたたず、自力再建を断念し今回の措置となった。
なお、WBFを含むその他グループ会社は法的申立を行っておらず営業を継続している。
業種 | ホテル受託運営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 大阪市北区豊崎3-14-9 |
設立 | 平成21年12月 |
創業 | 平成21年12月 |
従業員 | 791名 |
代表者 | 近藤 康生 |
資本金 | 600万円 |
年商 | 47億8,400万円内外(31/3) |
負債総額 | 160億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2020年04月14日
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