2020年2月19日 公開
東証1部のアパレルQ社~アクティビストから身売り提案|特別情報
英X社とのライセンス契約の終了を契機に赤字経営が続き、令和2年2月期第4四半期決算でついに、GC重要事象等が記載されることとなった。もともとは機械工具の修理加工、販売を目的に設立されたが、終戦間もない昭和20年10月に現本社地に移転するとレインコートの販売へと業態を変更し、アパレル事業へと舵を切った。X社製のコートを扱うようになったのは昭和40年のことで、45年にライセンス契約を締結し、日本国内に高級ブランドとしてのイメージを定着させた。しかし、さらなる高級化路線を進めたいX社は平成27年6月にライセンス契約を打ち切り、直営展開に切り替えた。一方、X社が抜けた穴を埋めるだけの商品を持ち合わせていない当社の業績は瞬く間に落ち込み、1,000億円を超えていた売上高は以降4期で半減し、3期連続赤字となった。この間、2度にわたって計500人近い人員をリストラしてきたが、令和2年2月期(14カ月決算)も15億円の赤字が見込まれる。このため、今年1月に社長が経営責任をとって取締役に降格し、後任には商品企画を担当してきた取締役兼常務執行役員が昇格した。一方、株価は平成27年8月の4,430円からほぼ3分の1に落ち込んでいる。そこで当社第2位の株主である米アクティビストファンドの・・
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