2020年2月13日 公開
(医)社団稜歩会、他1社|東京都新宿区
【業種】 眼科診療所
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 10億2,500万円内外(2社合計)
関係会社の(株)アドバンスト・マーク(法人番号:1140001031847、同所、瀬尻 幹夫代表)とともに、2月5日に東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は窪田 英一郎弁護士(東京都港区虎ノ門4-1-17 神谷町プライムプレイス9階、TEL 03-6452-9280)が選任された。負債総額は、同法人が債権者7名内外に対し10億円内外、(株)アドバンスト・マークが債権者1名内外に対し2,500万円内外、2社合計で10億2,500万円内外が見込まれている。破産債権の届出期間は3月4日まで。
平成4年7月に開院し、平成9年4月に法人化した眼科診療所。東京と大阪で眼科クリニックの「神戸神奈川アイクリニック」を経営していた。診療科目の屈折矯正手術(レーシックなど)、遠近両用白内障手術、円錐角膜手術、一般眼科診療などに対応し、患者ごとに合わせたアイレーシックを導入してレーシック手術を得意としていた。その後、平成22年に破産手続開始決定を受けた(医)社団博美会(平成22年5月7日付本情報号外で既報、東京都、負債総額68億円内外)から事業を譲り受けて業容を拡大。最盛期には全国に9カ所のクリニックを展開していた。
その一方で、同業者の感染症発覚によりレーシック治療全般に対する風評が広がり、業績は低迷。クリニックの閉院や譲渡などリストラを講じ、近時は2カ所のみの運営となっていた。その後は患者の来院数が減少をたどり、事業継続が難しいとして令和元年8月末で運営する2院を閉院した。
関連会社の(株)アドバンスト・マークは、平成21年10月設立の医療関連特化型の経営コンサルティング業者。同法人に連鎖して今回の措置に至った。
業種 | 眼科診療所 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー35階 |
設立 | 平成9年4月 |
創業 | 開院 平成4年7月 |
代表者 | 理事長 澤井 循暉 |
資本金 | 資産の総額 0円 |
負債総額 | 10億2,500万円内外(2社合計) |