2019年11月19日 公開
(株)エル・エム・エス|東京都文京区
【業種】 精密機器・医療機器卸
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 66億円内外
特別情報東京版(R1.10.10)で既報。11月19日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日保全管理命令を受けた。申立代理人は松田 耕治弁護士(シティユーワ法律事務所、東京都千代田区丸の内2-2-2 丸の内三井ビル、TEL 03-6212-5713)他5名、保全管理人は長島 良成弁護士(長島良成法律事務所、東京都千代田区五番町5 JS市ヶ谷ビル3階、TEL 03-5276-1321)が選任された。負債総額は債権者780名内外に対し66億円内外が見込まれている。
昭和60年12月設立の医療・理化学機器卸業者。設立時は(株)シーエスアイ・ジャパンの商号で事業を開始し、平成3年4月に現商号に変更。理化学関連の器具・消耗品や試薬を中心に、理化学機器、医療用機器、動物実験機器の販売を展開していた。国内外のメーカーから仕入れた約30万点のアイテムを品ぞろえし、幅広いニーズに対応。販路を北海道から沖縄まで全国規模で構築し、業容を拡大していた。ピークを迎える平成27年9月期売上高は122億3,900万円内外を計上した。
その後の業績は漸減をたどり、人件費や仕入れ価格の上昇分をカバーできずに利益率は低下。平成30年9月期売上高は117億9,400万円内外まで落ち込み、今年9月には金融機関に支援を要請するバンクミーティングが開かれるなど財務面は脆弱(ぜいじゃく)化し、中小企業再生支援協議会の支援のもと、金融機関に対して返済リスケジュールを要請していた。以降は再建案の策定を進めていたが、資金繰りがひっ迫し、自力再建を断念した。今後は管理型の手続きで再生を図る方針を立てている。
債権者説明会は11月25日午後1時30分より日本教育会館一ツ橋ホール(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)にて開催が予定されている。
業種 | 精密機器・医療機器卸 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都文京区本郷3-6-7 田中ビル |
設立 | 昭和60年12月 |
創業 | 昭和60年12月 |
従業員 | 185名 |
代表者 | 朝比奈 幸一郎 |
資本金 | 2億9,800万円 |
年商 | 117億9,400万円内外(30/9) |
負債総額 | 66億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2019年10月10日
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