2019年10月31日 公開
(株)開成コーポレーション|埼玉県ふじみ野市
【業種】 建築工事
【倒産形態】 事業停止
【負債総額】 45億9,900万円内外(30/7期末)
本日(10月31日)付で事務所前に「本日をもって一切の業務を停止し、破産手続申立てを行なう予定です(中略)」との告知文を掲示、事業を停止した。同告知には同社名のみ記載され、弁護士名などの詳細は明かされていない。負債総額は平成30年7月期末時点で45億9,900万円内外。
昭和42年8月創業の戸建て住宅建築業者であり、平成11年以降は埼玉県春日部市、埼玉県熊谷市に支店を開設するなど埼玉県を中心に業容を拡大。平成9年7月期にはピークとなる売上高71億円内外を計上した。
しかし、その後は業績も低調に推移し、平成21年9月には主力銀行であった三井住友銀行が武蔵野銀行に債権を譲渡するなど金融機関との関係に変調が見られた経緯もある。平成25年7月期には売上高が50億円を割り込み、平成28年7月期売上高40億7,400万円内外、平成29年7月期も40億3,004万円、平成30年7月期40億5,200万円内外と3期横ばいの状況で、今年7月期の決算が注目されてきた。
こうした中、最近では主要仕入れ先が取引を縮小しているとの話も聞かれ始めていたが、先週末までに一部取引先に対して支払いの延期を要請。関係筋によれば、10月末の支払いを1カ月延期するとのことで、最近の大雨や台風により建築工事の進捗に支障が出たことなどが主な要因とされていた。
このため、昨日(10月30日)より資金面への問い合わせも増加。本日(10月31日)の決済を懸念する声がある一方、資金手当てはついているとの見方もあっただけに、突然の事業停止に衝撃が走っている。
業種 | 建築工事 |
倒産形態 | 事業停止 |
所在地 | 埼玉県ふじみ野市清見2-1-11 |
設立 | 昭和47年8月 |
創業 | 昭和42年8月 |
従業員 | 155名 |
代表者 | 武田 宏 |
資本金 | 2億4,200万円 |
年商 | 40億5,200万円内外(30/7) |
負債総額 | 45億9,900万円内外(30/7期末) |