2019年9月25日 公開
東証1部の海運R社~筆頭株主が代表解任を要求
筆頭株主から役員報酬の減額や代表の取締役解任などの株主提案を受けている。当社は平成26年3月期まで3期連続で巨額の経常赤字を計上したため、同年10月に不動産事業の関連会社が救済目的で当社を吸収合併し、現在の体制となった。しかし、構造的な不況にあって慢性的な赤字体質から抜け出せず、30年3月期は10億23百万円の繰延税金資産を、31年3月期はX社の立ち退きに伴う受取補償金15億33百万円を計上して最終黒字にしている状況である。こうした事態を受け、資産運用会社のY社が組成したSPCが今年6月3日に提出した大量保有報告書の変更報告書の中で、保有目的を従来の「純投資」から「定時株主総会にて取締役の再任案及び買収防衛策導入案に反対する」に変更した。保有目的を「会社提案に反対する」と掲げるのは極めて異例であるが、その理由を「常勤取締役が社長と弟だけのため経営体制が脆弱でガバナンスの点でも問題があり、取締役の報酬制度も2名で8,200万円というのは高額すぎる、買収防衛策は取締役の自己保身のためだ」と斬り捨てている。6月に開催された株主総会は・・・
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