2019年8月27日 公開
(株)マルコス|東京都港区
【業種】 化粧品、カラーコンタクトレンズの卸売り
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 31億円内外(推定・30/10期末)
特別情報東京版(H28.12.7)他で既報。8月23日付で杉山 真一弁護士(原後綜合法律事務所、東京都新宿区四谷3-2-1、TEL 03-5366-5799)に事後処理を一任し、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は平成30年10月期末時点で31億円内外と推測される。
現代表の小杉氏が前職で培ったドン・キホーテとのパイプを生かす形で平成25年に設立。若い女性向けのカラーコンタクトレンズやシャンプー・ヘアワックスをはじめとした化粧品群、アパレル品やペットフードなどを取り扱い、商品群を拡充しながら業容を拡大し、ドン・キホーテ以外への販路も築き、売り上げを伸ばしていった。
ところが平成30年夏ごろより、一部取引先などとの不正取引への関与が疑われるようになり、同社はこれら企業との取引解消に動くなど信用不安の払拭(ふっしょく)に努め、今年前半には金融機関向けの私募債発行で資金調達を行い、大手商社やドラッグストア向けのヘアケア関連商品の販売拡大を図っていた。
しかし、今年6月にその中の1社の(株)style(6月14日付本情報号外で弁護士一任を既報、法人番号:7011101042543、東京都板橋区、布施 智祐代表)が私的整理を表明する事態になると、取引先の対応は再び厳しさを増したようで、(株)マルコスの債権の一部が仕入れ先に差し押さえられることとなり資金繰りの悪化を招き、事業継続を断念した。
業種 | 化粧品、カラーコンタクトレンズの卸売り |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 東京都港区西新橋2-35-2 ハビウル西新橋5階 |
設立 | 平成25年1月 |
創業 | 平成25年1月 |
従業員 | 32名 |
代表者 | 小杉 敏弘 |
資本金 | 9,900万円 |
年商 | 74億9,396万円(30/10) |
負債総額 | 31億円内外(推定・30/10期末) |