2019年6月12日 公開
東証マザーズ上場のフルーツ販売D社~資金繰り逼迫|特別情報
今年3月期決算短信のGC疑義注記の中で資金調達が困難なことが記載され、厳しい状況におかれていることが鮮明となった。上場した直後の平成27年3月期に売上高33億円を計上したが、ブーム終焉で業績は一挙に下降線をたどるようになり、28年3月期は6億円の赤字となった。その直後の28年6月に外食大手のX社と資本・業務提携を締結して再建を図ることになり、29年11月にはX社の持分法適用関連会社となった。しかし、業績は一向に改善することなく、30年3月期にGC疑義注記が付けられ、31年3月期第1四半期には債務超過に転落した。しびれを切らしたX社は当社株式を徐々に売却するようになり、31年2月13日現在で保有比率は10.7%まで低下している。さらに派遣していた社外取締役2名を31年3月31日付で引き上げるなど、当社と距離を置くようになった。一方、投資ファンドから株価低迷で行使されない当社発行の新株予約権の買取り消却を求められるなど、新たな資金調達先が事実上、閉ざされた格好となった。31年3月期も大幅赤字で7億75百万円の債務超過となり、決算短信には「このような損失計上が継続すれば・・・
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