2019年6月7日 公開
(株)ティーエヌケー|東京都西多摩郡
【業種】 FA機器受託生産
【倒産形態】 弁護士一任
【負債総額】 10億円内外
特別情報東京版(H27.2.24、H28.4.20、H28.10.7)で既報。6月5日までに事業を停止し、事後処理を石川 芳彦弁護士(石川法律事務所、東京都青梅市東青梅1-5-5、TEL 0428-22-6451)他2名に一任した。負債総額は10億円内外が見込まれている。
大正13年1月創業、昭和43年11月に法人化した産業用機械等製造業者。戦後はGHQ管理下で閉鎖されていたが、昭和23年の事業再開後は半導体製造装置の大手メーカーなどの下請けを中心に、ワイヤボンダなど各種産業用機械や、工作機械などの各種部品の製造を手掛けていた。ピークを迎える平成18年6月期売上高は18億円内外を計上した。
平成23年2月に山梨県中央市に甲府南工場を新設し、平成26年6月には青梅工場を売却するなどスクラップ・アンド・ビルドに着手する傍ら、介護業界向けの事業にも新規参入。運動能力維持支援器具やベッド車いす間移動応援器具などの自社オリジナル商品を開発するなど、経営の多角化にも取り組んでいた。その一方、主力取引先の海外展開に後れをとり、平成25年6月期は売上高4億6,000万円内外まで減少し、1億2,000万円超の最終欠損を計上して債務超過に転落した。以降は、連続赤字を計上し、平成28年4月ごろからは手形に関する話題も散発していた。その後、設備投資に向けた有利子負債が重くのし掛かって資金繰りはひっ迫し、支えきれずに事業継続を断念した。
業種 | FA機器受託生産 |
倒産形態 | 弁護士一任 |
所在地 | 東京都西多摩郡日の出町平井18-1 |
設立 | 昭和43年11月 |
創業 | 大正13年1月 |
従業員 | 50名 |
代表者 | 田中 信之 |
資本金 | 9,900万円 |
年商 | 6億8,100万円内外(27/6) |
負債総額 | 10億円内外 |