2019年5月30日 公開
(株)リファクトリィ|東京都中央区
【業種】 婦人服製造・小売り
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 56億円内外(30/6期末)
5月29日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、監督命令を受けた。申立代理人は柴原 多弁護士(西村あさひ法律事務所、東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー、TEL 03-6250-6200)他2名。監督委員には川瀬 庸爾弁護士(濱田法律事務所、東京都千代田区内幸町2-2-2 富国生命ビル4階、TEL 03-3597-0741)が選任された。粉飾決算修正後の平成30年6月期末時点における負債総額は56億円内外。
平成4年7月設立のアパレル業者。婦人服の企画デザイン・製造・小売店を展開し、自社ブランドの「J.FERRY」は、20~30代の女性をターゲットとしたリーズナブルな価格帯設定で人気を博していた。他に男女共通ブランドの「003 J.FERRY」「J.FERRY OUTLET SELECT」「MAISON」なども手掛け、婦人用バッグ、ストール、靴などの小物類なども販売していた。店舗は銀座本店、自由が丘店を中心に、首都圏や大都市圏の百貨店やショッピングモール、アウトレットモール内のインショップなど、全国に32店舗を出店。オンラインショップも並行し、ピークを迎える平成30年6月期売上高は44億円内外を計上していた。
しかし、5月に10年以上にわたる粉飾決算が判明し、実際は平成28年以降の売り上げ不振は著しく、平成30年6月期売上高は25億6,000万円内外まで減少していた。そうした中、多額の簿外債務が重くのし掛かり、資金繰りがひっ迫、自主再建は難しいとして今回の事態となった。
なお、債権者説明会は6月3日13時30分から東京都港区のTKPガーデンシティPREMIUM田町4階で開催する予定。
業種 | 婦人服製造・小売り |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都中央区銀座2-2-2 |
設立 | 平成4年7月 |
代表者 | 田中 一郎 |
資本金 | 9,500万円 |
年商 | 25億6,000万円内外(30/6) |
負債総額 | 56億円内外(30/6期末) |