2019年5月29日 公開

(株)レモンツリー｜大阪府藤井寺市

【業種】 アクセサリー販売
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 13億1,000万円内外

5月27日、大阪地裁へ破産手続開始を申し立て、5月28日に同地裁より破産手続開始決定を受けた。申立代理人は坂川 雄一弁護士（はばたき綜合法律事務所、大阪市北区西天満4-8-17 宇治電ビルディング11階、TEL 06-6363-7800）他2名。破産管財人は軸丸 欣哉弁護士（弁護士法人淀屋橋・山上合同、大阪市中央区北浜3-6-13 日土地淀屋橋ビル、TEL 06-6202-4446）が選任されている。負債総額は13億1,000万円内外。

アクセサリー・雑貨を販売する店舗を「Ｌｅｍｏｎｔｒｅｅ」「ＳＷＣ」など7つのブランド名で全国の商業施設やショッピングモール内で展開。ピーク時には69店舗、売上高19億円内外にまで業容を拡大していた。

しかし、急速な店舗展開により不採算店舗が増加。業績は下降傾向を続け赤字体質の経営を余儀なくされた。更に、積極的な店舗展開による有利子負債も膨らみ平成28年7月には取引金融機関へリスケを要請。その後、リストラや役員報酬の削減などにより資金繰り改善に注力したが、業績の回復には至らず、約20店舗にまで縮小した経営規模での平成30年8月期（決算期変更により8カ月決算）では3億7,600万円内外の売上高にとどまり、営業損益段階から5期連続で赤字と再建のメドが立たない状況となっていた。