2019年5月8日 公開
(株)パシフイック・コースト・インダストリー|川崎市川崎区
【業種】 太陽光発電システム設置工事
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 31億7,000万円内外
5月8日に東京地裁へ破産手続開始を申し立てた。申立代理人は土淵 和貴弁護士(TF法律事務所、東京都千代田区平河町2-7-5 砂防会館本館3階、TEL 03-6206-1294)他2名。負債総額は申立時点で債権者130名内外に対して31億7,000万円内外が見込まれている。
平成2年12月設立の太陽光発電システム設置業者。太陽光発電システムとオール電化システムの販売および設置工事を中心に各種工事を展開。他に投資用の同システム分譲事業(メガソーラー事業)なども手掛けていた。主力事業の太陽光発電システムなどの設置工事は、同システムの工事特約店として、販売業者やハウスメーカーなどの法人需要を主体に、個人顧客などのエンドユーザーへの設置工事にも対応。他に手掛ける分譲事業は、投資を目的とし、同社独自で用地を取得して開発事業を進め、法人と一般個人に区画割りして同システムの分譲販売を行っていた。ピークを迎える平成28年6月期売上高は32億7,100万円内外を計上していた。
その後、太陽光発電事業を取り巻く環境が悪化をたどる中、平成30年6月期売上高は23億5,600万円内外と2期連続の減収となった。更に、平成30年夏に起きた西日本豪雨の土砂流出で、同社が手掛ける大型案件の工期が大幅に遅延し、資金の回収が遅れて資金繰りが悪化。支えきれなくなり、メガソーラー事業を除く事業を他社に譲渡して、今回の措置をとった。
業種 | 太陽光発電システム設置工事 |
倒産形態 | 破産手続開始申立 |
所在地 | 川崎市川崎区富士見1-7-16 第一吉新ビル1階 |
設立 | 平成2年12月 |
従業員 | 52名 |
代表者 | 高田 浩史 |
資本金 | 2,000万円 |
年商 | 23億5,600万円内外(30/6) |
負債総額 | 31億7,000万円内外 |