2019年3月1日 公開
仙都サービス(有)、他1社|仙台市宮城野区
【業種】 パチンコ店経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 14億9,000万円内外(2社合計)
特別情報仙台版(H29.4.4)およびUS情報仙台版(H29.5.15)で既報の同社と、特別情報仙台版(H29.4.4)で既報した関連会社の(有)センコー(法人番号:2370002003268、宮城県岩沼市、同代表、資本金2,000万円、平成5年10月設立)は、2月28日に仙台地裁へ破産手続開始申立を行い、同日同地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には阿部 弘樹弁護士(ひろむ法律事務所、仙台市青葉区大町1-2-1 ライオンビル8階、TEL 022-223-2905)が選任されており、負債総額は、同社が11億3,000万円内外、(有)センコーが3億6,000万円内外、2社合計で14億9,000万円内外となっている。
設立後にしばらく休眠していたものを、平成4年3月に遊技場経営を目的に事業を再開し「パチンコセンター鶴ケ谷店」を運営していたもの。全国的にも屈指の集客力を誇り、ピークとなる平成10年10月期には71億5,300万円内外の売り上げを計上していた。また、平成5年10月に関連会社として(有)センコーを設立し「パチンコセンター南仙台店」「パチンコセンター岩沼店」の2店の運営を手掛け、ピークとなる平成13年9月期の売り上げは110億4,500万円内外に達し、2社合計の売り上げでは200億円に迫る勢いだった。
しかし、近年は同業大手の進出による競合激化が深刻となっていた他、政府の規制も厳しくなったことで業績が低迷し、同社の売り上げも13億円台まで減少していた。関連会社の(有)センコーも同様で、不採算から「パチンコセンター南仙台店」を閉鎖し、1店舗のみの経営となり売り上げが28億5,000万円内外まで減少。2社合計でも売り上げは40億円内外とピーク時の20%程度まで低下し、低収益から財務内容も悪化していた。
この状況の中、過年度の設備投資による借り入れ負担も大きく、業績の改善も見込めないことから事業継続を断念した。
業種 | パチンコ店経営 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 仙台市宮城野区鶴ケ谷字京原175 |
設立 | 昭和44年9月 |
従業員 | 20名 |
代表者 | 西原 廣文 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 13億円内外(29/10) |
負債総額 | 14億9,000万円内外(2社合計) |