2019年2月25日 公開
富士プリント(株)、他1社|札幌市中央区
【業種】 印刷
【倒産形態】 破産手続開始申立
【負債総額】 15億円内外(2社合計)
特別情報東京版(H29.8.3)で既報の同社と子会社の(株)富士コンテム(法人番号:3430001021214、札幌市白石区中央2条3-1-5、畑中 貴代表、資本金5,000万円、昭和50年創業、昭和55年7月設立)は、2月22日に札幌地裁へ破産手続開始を申し立てた。申立代理人は福田 惇紀弁護士(弁護士法人神戸・万字・福田法律事務所、札幌市中央区南1条西11丁目 コンチネンタルビル6階、TEL 011-241-7770)他。負債総額は、同社が11億8,000万円内外、(株)富士コンテムが3億2,000万円内外、2社合計で15億円内外が見込まれている。
昭和27年4月に創業し、昭和34年9月に法人化した老舗の印刷業者。商業印刷物やページ物印刷を中心にホームページ作成などを手掛け、北海道内だけでなく本州にも営業基盤を確立していた。郵政民営化時に起きた特需により、ピークを迎える平成20年6月期売上高は20億4,600万円内外を計上した。
その後、インターネットの普及に伴い紙媒体の印刷需要は低下をたどる中、同業他社との価格競争も激化。業績回復を目指してAR(拡張現実)サービスなど新たな事業を模索し、平成29年6月には本社不動産を売却して一部工場を閉鎖するなどリストラ策も講じたが、連続赤字は解消できず、平成30年6月期売上高は4億8,000万円内外まで後退して債務超過に転落した。以降の業績改善は難しく、支えきれずに事業継続を断念した。
(株)富士コンテムは、昭和50年に創業し昭和55年7月に法人化した印刷業者。同社と連携を図り、道内を中心に東京エリアにも営業基盤を構築。ビジネスフォーム印刷を主力とし、冊子、印刷物なども手掛けていたが親会社に連鎖した。
業種 | 印刷 |
倒産形態 | 破産手続開始申立 |
所在地 | 札幌市中央区北三条西17-2-33-4 |
設立 | 昭和34年9月 |
創業 | 昭和27年4月 |
従業員 | 57名 |
代表者 | 鈴木 淳 |
資本金 | 7,200万円 |
年商 | 4億8,000万円内外(30/2) |
負債総額 | 15億円内外(2社合計) |