2019年1月30日 公開
東証2部の宴会場経営F社~本館建替えで連続経常損失|特別情報
本館の建替え工事が3年をかけて昨年10月に竣工したが、この間、売上高は100億円規模から半減し、多額の経常損失を計上してきた。建替えは大手不動産会社X社などとの共同プロジェクトで、平成30年10月に竣工した。建物の低層部は当社などの区分所有で、8階以上の高層部はX社と当社の共同所有となっている。当社の投資額は約190億円に及んだ。建替えに伴い、当社の売上高は100億円規模から50億円台に落ち込み、28年3月期以降多額の経常赤字を計上してきた。この赤字を埋め合わせてきたのが旧本館ビルの敷地の売却である。その敷地は平成17年2月にX社から取得したもので、28年2月にその一部を12億57百万円で、同様に29年2月に15億02百万円で、30年2月に18億95百万円でX社に売却し、毎期10数億円の売却益で補ってきた。そして30年9月には67億51百万円で売却し、61億96百万円の売却益が発生している。なお、プロジェクト資金としてこれら資産売却のほかに、30年3月期に16億80百万円を借り入れている。31年3月期の業績予想は売上高62億80百万円、経常損失41億80百万円、当期純利益11億55百万円と期首予想の変更はない。来期以降の業績予想については公表されていないが・・・
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