2019年1月22日 公開
(株)未来設計|東京都中央区
【業種】 介護施設運営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 69億9,500万円内外
特別情報東京版(H25.12.3、H28.2.22、H29.10.12、H29.11.28、H30.10.9、H30.12.26)および東京支社新春情報会(H26.2.6、H30.2.7)で既報。1月22日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は高橋 修平弁護士(高橋修平法律事務所、東京都中央区銀座2-2-2 ヒューリック西銀座ビル6階、TEL 03-6903-3210)他8名。監督委員は永沢 徹弁護士(永沢総合法律事務所、東京都中央区日本橋3-3-4 永沢ビル5階、TEL 03-3273-1800)が選任された。負債総額は69億9,500万円内外が見込まれている。
平成12年2月設立の老人介護施設運営業者。介護付き終身利用型老人ホームの「未来倶楽部」や「未来邸」を運営。老人ホームは企業の福利厚生施設だった建物や、社員寮などを賃借して老人ホームとして再活用し、敷地面積1,000平方メートル超の大型施設を展開。東京都から千葉県、神奈川県、埼玉県などに37カ所の拠点を配置し、業界内で中堅クラスの上位ポジションを確立していた。その後、平成26年からは家事代行サービスの「みらいホームサービス」も手掛けるなど業容を拡大。ピークを迎える平成29年8月期売上高は107億7,000万円内外を計上した。
しかし、同業他社との激しい競争を強いられる中、新しい施設に投じた設備資金の増加と介護職員の確保という新たな課題が浮上。それに伴い経営環境は悪化をたどり、信用不安は増大して身売り話が浮上していたが、平成30年7月に同業大手の系列会社の(株)創生事業団(福岡市中央区)が同社を買収した。 その後、前経営者の不透明な経費支出が明らかとなり、同社は前経営陣に21億円内外の支払いを求める訴訟を東京地裁に提訴した。以降、資金回収が困難となる中、資金繰りが行き詰まったため、法的手続きで再建を目指すこととなった。
業種 | 介護施設運営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都中央区日本橋箱崎町9-1 |
設立 | 平成12年2月 |
従業員 | 1,205名 |
代表者 | 洞 寛二 |
資本金 | 9,000万円 |
年商 | 107億0,700万円内外(29/8) |
負債総額 | 69億9,500万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2018年12月26日
2017年11月28日
2016年02月22日
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