2019年1月17日 公開

(株)エージー・コーポレーション｜東京都品川区

【業種】 飲食店経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 11億8,960万円内外

1月15日に東京地裁へ破産手続開始を申し立て、1月16日に破産手続開始決定を受けた。破産管財人は相羽 利昭弁護士（三宅・今井・池田法律事務所、東京都新宿区新宿1-8-5 新宿御苑室町ビル5階、TEL 03-3356-5251）が選任された。負債総額は債権者532名内外に対し11億8,960万円内外（金融債務10億2,889万円内外を含む）が見込まれている。財産状況報告集会の期日は5月14日午後1時30分。

平成13年4月設立の飲食店経営業者。大手外食チェーンのフランチャイズ形態で事業を展開し、仙台市には支店も構えていた。サンドイッチチェーン店舗の「サブウェイ」や自社のオリジナル店舗などの飲食店を37店舗展開していた。フランチャイズ店舗として、サンドイッチ店15店、窯焼きピザ店4店、ステーキレストラン1店、バームクーヘン専門店3店、猫カフェ3店を手掛け、自社オリジナル店舗としては、牛たん店3店と大手スーパーのイートインショップを展開。店舗数の拡大に伴い業績は伸長し、ピークを迎える平成30年3月期売上高は17億4,900万円内外を計上していた。

しかし、中心となるサンドイッチ事業は原料価格の高騰や売上減少によって業績が低迷。平成30年5月には、年間売上高1億円内外を計上する川崎市内の旗艦店を閉店するなど、事業の見直しを進めていた。その後、立て直しは奏功せず、平成30年秋ごろからは資金調達の課題が浮き彫りとなり、支えきれずに事業継続を断念した。