2018年12月5日 公開
ジャスダック上場の飲食チェーンＡ社～台風と地震で債務超過転落｜特別情報
9月に北海道を襲った台風と地震の影響を受け、平成31年3月期第2四半期決算で債務超過に転落している。ファーストフードのＦＣ店などを展開する飲食事業を柱としているが、リーマン・ショックのころから業績の低迷が続き、100億円近くを計上していた売上高は10年で半減している。この間、不採算事業からの撤退や不採算店舗の閉鎖などのリストラを続けてきたものの、26年3月期に借入金の返済条件を緩和したことからＧＣ重要事象等が記載され、現在もリスケ状態が続いている。こうした中、9月に北海道を襲った台風21号や北海道胆振東部地震の影響による店舗の休業や営業時間の短縮などを余儀なくされ、31年3月期第2四半期の売上高は期首予想から1億25百万円減の20億35百万円にとどまった。最終損益も特別損失22百万円を計上して33百万円減の▲74百万円となり、17百万円の債務超過に転落している。当社は27年3月期にも債務超過に転落して上場廃止基準に抵触した経緯があり、このときはＦＣの提携先を割当先とする38百万円の第三者割当増資で債務超過を解消している。今回も･･･
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