2018年11月21日 公開
東証1部のプラント工事S社~海外プロジェクト採算悪化でGC注記|特別情報
米国の液化天然ガス工事のコスト増加によりキャッシュ・フローの悪化が予想され、継続企業の前提に関する疑義を注記するなど一気に経営危機に陥っている。国内大手エンジニアリング3社の一角で足元の受注状況は悪くないものの、平成31年3月期中間決算では、米国ルイジアナ州の液化天然ガス(LNG)プロジェクトにおいて、技能工の不足や現場作業員の低い定着率、人件費高騰を背景に採算が大きく悪化した。下半期以降も改善見込みが薄く、JVパートナーのX社と共同で工事コストを厳格に見込んだ結果、通期では865億円の営業赤字(前回予想は115億円の黒字)など下方修正をし、1,000億円を超える巨額損失に陥ることとなった。中間時点の自己資本比率は12%台に低下し、10年前に傘下に入ったY社〔東証1部〕への支援も要請しており、今回の決算でGC注記がなされた。中期経営計画を見直し受注管理の徹底や既存株主以外からの増資を含めた財務体質の強化など策を講じての再建ステージとなるが、当社によれば、筆頭株主のY社を含めた支援については・・・
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