2018年6月8日 公開
(株)インターテック|東京都港区
【業種】 中古半導体製造装置販売
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 15億8,000万円内外
特別情報東京版(H24.7.23、H29.9.23)および東京支社新春情報会(H30.2.7)で既報。6月5日に東京地裁へ民事再生手続開始を申し立て、同日保全命令を受けた。申立代理人は吉成 外史弁護士(あかつき総合法律事務所、東京都港区赤坂3-2-12 赤坂ノアビル8階、TEL 03-5574-7791)他1名。負債総額は15億8,000万円内外が見込まれている。
平成6年11月設立の中古半導体製造装置販売業者。中古で買い取った半導体製造装置をメンテナンス後、国内外の半導体メーカーなどに販売していた。ラインや工場などを一括販売する他、機械の設置や移設、アフターサービスなども全面的に手掛けていた。本社以外に工場を擁する熊本事業所、関西営業所などの営業拠点を構え、中国の上海、台湾の事務所にも駐在員を派遣し、ピークを迎える平成20年3月期売上高は43億3,400万円内外を計上していた。
しかし、リーマン・ショックや円高に振れた為替の影響を受け、平成21年3月期売上高は17億5,500万円内外まで大きく減収した。
その後、平成23年11月には、軍事転用可能なプログラムが組み込まれた半導体製造装置を無許可で中国に不正輸出したとして、外国貿易法違反の疑いで神奈川県警より本社と代表自宅などが家宅捜索を受ける事態が発生。平成24年11月には外為法違反で横浜簡裁に略式起訴され、罰金100万円の略式命令を受けていた。
以降、対外的な信用が低下して上場企業や大手企業など大口得意先との取引中止によって、平成27年3月期売上高は11億8,100万円内外まで後退し、最終損失を計上。 自主再建を断念して今回の措置を取った。
業種 | 中古半導体製造装置販売 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 東京都港区芝浦3-14-15 |
設立 | 平成6年11月 |
代表者 | 佐藤 和樹 |
資本金 | 1億円 |
年商 | 13億円内外(29/3) |
負債総額 | 15億8,000万円内外 |