2018年3月7日 公開
東証1部の住宅メーカーF社~株主総会に注目|特別情報
昨年4月、JR五反田駅近くの一等地609坪の土地取引にからみ、なりすましの地面師(不動産詐欺師)に63億円ものカネを騙し取られたF社は1月24日の取締役会でX社長が会長に就任、実質トップであったY会長の事実上の解任を決めたが、4月下旬の株主総会で“Y氏が地面師事件にからむ爆弾発言でX氏を追い込む”との噂が流れている。この土地(元は海喜館という旅館)の所有者は昭和19年生まれの女性(昨年6月死亡)であるが本人が入院したため、地面師達は“K”なる女を本人に仕立て上げパスポートや印鑑証明を偽造し、昨年3月頃に赤坂見附のコージーコーナーでK、九州弁の男、大阪弁の男、暴力団幹部、80才の男の合計5人がこの土地の担保金融の話をしていた姿が確認されていた。ところが「不動産業界では良くあることですが、Kと九州弁の男は手を組んでいましたが、80才の男は弾き飛ばされてしまいました。そしてK、九州弁の男チームはZ社〔当時住所は永田町の元代議士事務所〕へ乗り換え、書類一式を2億円でZ社に渡し、F社も含めKと面談し、Z社とF社は昨年4月24日に70億円の売買予約契約を結びました。弾き飛ばされた80才の男はこの契約を潰すためにF社の経営陣に“あの土地は別人の所有”との内容証明を出したようです。しかしながら商談はとんとん拍子に進み手付金、残金をZ社へ支払った後にF社が所有権移転手続きに法務局へ出向いたところ“なりすまし”が発覚し、登記手続きが6月9日に却下された訳です。昨年9月7日にY氏が本件に関する調査対策委員会を立ち上げ80才の男の内容証明も提出されたそうですが、委員会からの最終報告書が出された当日の1月24日の取締役会で急拠、Y氏解任が決まりました。この契約にかかわった人物が株主代表訴訟を避けるためです。会社は事件発覚から2ヶ月後の昨年8月2日に極めて簡単なリリースを出したのみで事実関係を公表せず、1月24日の社長交代記者会見でも新社長は“代表交代と地面師事件は全く関係ない”と切り捨てましたが、大きな火種となっているのは事実です」(住宅業界関係者)さて、肝心の警視庁の捜査の方は・・・
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