2018年1月17日 公開
ジャスダック上場の海運Ｖ社～ＭＢＯ成立なるか｜特別情報
海外操業漁船向けの漁労資材や冷凍まぐろの運搬を手がける海運、東南アジアを中心とした航海機器・漁具・水産加工品などの輸出入を手がける貿易、洋上の漁船向けに燃料給油を手がける海上給油、ケミカルタンカー1隻を定期傭船に供している船舶貸渡の4事業を手がけているが、マグロ資源の持続的利用を確保するための国際的な規制などから業績はジリ貧状態にあり、有利子負債も過大感は拭えない。売上の6割以上を遠洋マグロ漁業に関連する事業活動に依存しているため、新規事業として養殖用餌料や小型ＦＲＰ船によるマグロ延縄などが模索されているが、こうした事態の打開策の柱が株式の非上場化だとして昨年11月にＭＢＯ（経営陣による企業買収）を発表した。具体的には昨年9月に設立したＸ社によるＴＯＢ（公開買付け）で、Ｘ社役員は当社常勤取締役5名が兼務しており、11月9日から…
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