2017年10月27日 公開
(株)システムジュウヨン|大阪市北区
【業種】 生活雑貨等販売
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 33億円内外
特別情報大阪版(H29.3.7、H29.5.18、H29.10.24)、大阪支社情報会(H29.5.9、H29.8.10)他で既報の同社は10月27日、大阪地裁へ民事再生手続開始申立を行った。申立代理人は橋本 芳則弁護士(金子・中・橋本法律特許事務所、大阪市北区西天満4-3-25 梅田プラザビル別館9階、TEL 06-6364-6411)および幸長 裕美弁護士(共立法律事務所、大阪市北区西天満4-4-13 三共ビル梅新8階、TEL 06-6365-9445)。担当弁護士によると負債総額は33億円内外。
昭和59年12月に設立した雑貨販売業者。主婦層をターゲットに「ママイクコ」の名称で大型ショッピングセンター内などに150を超える店舗を展開していた。
ピーク時には75億円内外の売上高を計上。近年は減収に歯止めを掛けるべく積極的な出店攻勢を打ち出していたが、そうした動きとは裏腹に業績は伸び悩みが続き、平成28年8月期は営業段階からの大幅赤字転落を余儀なくされるなど業績は悪化し、返済負担も重荷となっていた。
打開策として3月に取引金融機関へリスケ要請を実施。4月にはバンクミーティングが開催され、期限付きで元本返済棚上げの支援を取り付けるなど資金繰りは一息ついたかに見られていた。ただ、その後6月に実施された財務精査で長年にわたり在庫水増しなどの粉飾が発覚し、対外信用は大きく低下。
経営改善へ向けて不採算店舗の閉鎖など経営努力は見られていたが、メーンみずほ銀行による支援も、代表者自宅不動産を担保提供して1カ月単位でのつなぎ融資にとどまるなど限定的となる中、10月に入り月末決済資金1億円内外について交渉していた取引先筋からの資金調達が不調となり、それに対応するために急きょ在庫の資金化に奔走する動きが確認されていた。
こうした動きもあり近時先行きに関する問い合わせが急増していたが、万策尽きたのか法的申立による再建の道しか残されていなかった。今後については金融機関や取引先の支援を得て再建を図る模様。
業種 | 生活雑貨等販売 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 大阪市北区天神橋3-7-9 山岡ビル |
設立 | 昭和59年12月 |
創業 | 昭和39年6月 |
従業員 | 130名 |
代表者 | 石田 勝彦 |
資本金 | 3,000万円 |
年商 | 68億6,000万円内外(28/8) |
負債総額 | 33億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2017年05月18日
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