2017年10月24日 公開
西村土建(株)|秋田県能代市
【業種】 土木舗装工事、アスファルト合材販売
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 10億円内外(29/3期末)
仙台支店情報会(H26.6.12)、特別情報仙台版(H26.6.20)で既報。10月24日までに事業を停止し、事後処理を加賀 勝己弁護士(柴田・加賀法律事務所、秋田市八橋南2-10-16 秋田県農協ビル6階、TEL 018-864-2601)に一任して、破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は平成29年3月期末時点で10億円内外となっているが、今後変動する可能性がある。
昭和21年に創業した地場古参の工事会社。官公庁からの受注を主体に土木工事、舗装工事を得意とし、兼業としてアスファルト合材販売も行い、季節工事である除雪作業も手掛けるなど、地場では上位企業としての位置付けであった。また、前社長、前々社長は秋田県議会議員を務めており、官公庁とのパイプが太いことでも知られていた。
ところが、平成10年12月に代表の親族が経営する(有)能代産業廃棄物処理センター(秋田県能代市)が負債総額30億円内外を抱え破産。同社に対しての高額の貸付金が回収不能となり、資金繰りが急激に悪化した。
平成16年3月には20億円近い売り上げを計上したが、以降は減収で推移。収益面も不採算の現場が多く、粗利益段階からの赤字も発生し、平成25年3月期には債務超過に転落している。
そのため、平成28年3月に増資を行うとともに社有不動産売買による利益計上なども行ったことで債務超過は脱したが状況は変わらず、ついに資金繰りが限界に達し今回の事態となった。
業種 | 土木舗装工事、アスファルト合材販売 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 秋田県能代市御指南町1-45 |
設立 | 昭和24年5月 |
創業 | 昭和21年11月 |
従業員 | 34名 |
代表者 | 能登 信一 |
資本金 | 9,800万円 |
年商 | 7億1,199万円(29/3) |
負債総額 | 10億円内外(29/3期末) |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2014年06月20日
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