2017年9月13日 公開
ジャスダック上場のメモリ製品メーカーE社~再建なるか|特別情報
元取締役による架空取引による不正請求などが発覚し、対応に追われている。7月に開示された第三者委員会による調査報告書では「元取締役」として名を伏せられているが、役員としての在職期間等からX氏であることは明らかである。不正の舞台となった子会社はY社で昨年完全子会社化している。X氏は10年以上前にコールセンター事業を手がけるZ社を立ち上げたものの業績は上がらず、事実上解散に追い込まれた後、Y社の代表に誘われて同社でコールセンターの構築や顧客開拓などの業務を行うようになった。その後、社長の誘いで当社の常勤監査役に就任したのを皮切りにグループ会社の監査役を務めるようになり、昨年すべての監査役を退任して当社取締役となったが債権者から破産を申し立てられたために今年2月をもって取締役を辞任することとなった。Y社との不正取引が始まったのは子会社化する直前から。架空取引や架空請求が横行し、X氏が監査役を務めていた会社でもキックバックが行われていた。こうした事実が発覚したのは今年4月ごろのことで、1年以上も発覚しなかったことになる。今回の件で当社は業績を下方修正をし、Y社等にかかるのれん等の減損損失もを計上して最終赤字となった。延期されていた有価証券報告書の提出は7月31日となったが、その2日後に監査法人が会計監査人を退任すると発表した。退任は・・・
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