2017年7月7日 公開

ダイカポリマー(株)｜東京都千代田区

【業種】 プラスチック製品製造
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 16億円内外（29/3ベース）

7月6日、東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は上野 保弁護士（東京都港区虎ノ門1-1-20 虎ノ門実業会館8階、TEL 03-3501-2356）他、監督委員には山崎 雄一郎弁護士（東京都千代田区神田錦町2-1-8 竹橋ビル2階、TEL 03-5282-3216）が選任されている。負債総額は平成29年3月期ベースで16億円内外が見込まれる。
平成13年6月に設立したポリエチレン管、塩ビ管、ポリプロピレン管等製造業者。平成16年1月19日に民事再生手続開始申立を行った同名会社（平成16年1月20日付本情報号外にて既報、当時所在地・大阪市天王寺区、同代表）の一部事業を平成20年に移管したのが始まり。
東京と大阪の2本社制を敷き、滋賀工場（滋賀県高島市）と福井工場（福井県三方上中郡）に生産拠点を有していた。
ピーク時の年商規模は40億円内外を計上していたが、近年は受注減少により赤字計上を余儀なくされていた。設備投資などによる投資負担も重荷となっていた。
このため、(株)栗本鐵工所（東証1部上場、大阪市西区）の子会社クリモトポリマー(株)（(株)栗本鐵工所同所）へ事業移管する方向で今回の措置となった。
なお、負債総額は平成29年3月期ベースで16億円内外だが、債権カットは行わない方針とされる。