2016年11月9日 公開
東証マザーズのネット通販M社~株価操縦疑惑の背景
当社をめぐる株価操縦容疑で証券取引等監視委員会(SESC)と警視庁(捜査2課と組対3課)は300人の捜査員を動員して10月13日から関係先70ヶ所を家宅捜索し事件の全容解明を進めており兜町には大きな衝撃が走っている。今回の捜査はX社〔東京都千代田区〕傘下のネット証券Y社〔同所〕で10月に発生したM社株の発注代金未払い問題が発端である。Y社関係者によれば「詳細は申し上げられないが被害額は数千万円程で通常どおりの手法で回収を進めている。当社だけでなく、かなりの数の証券会社が同様の被害を受けている」。SESCはネット上に記録されたM社株の異常な値動きを確認し捜査に着手。捜査関係筋によれば「今年2月頃にM社の経営幹部から自社株を上昇させて欲しいとの話が大阪の仕手筋に持ち込まれ、その仕手筋は闇金融グループにM社株200万株を担保に入れて1億円程調達した。その資金で株を買い上げ、更に一般投資家などのチョウチン買いで株価が急騰した場面で最初に仕込んでいた大阪の仕手筋は200万株を売り浴びせたために株価は急落、安値で200万株を買い戻した仕手筋サイドは巨利を手にしたようだ。逆に買いに走ったグループや一般投資家は買いの手が入らないなかで売るに売れず巨額の損失を抱え証券会社への未払いも多発する結果となった」そうである。平成23年12月に和牛商法の…
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