2016年8月24日 公開
ジャスダック上場の食品商社B社~またも債務超過転落の危機|特別情報
このほど平成28年9月期の業績予想の下方修正をおこない、期首の黒字予想から一転赤字見通しとした。7月20日に既存の大株主に向けて実施した第三者割当増資総額で一旦は債務超過を解消しているものの、今回の赤字見通しにより今期再び債務超過に転落し上場廃止基準に抵触する可能性も出てきている。振り返れば、24年9月期に債務超過(同25年9月期に解消済み)に陥ってからというもの、当社にとっては財務面の改善が長らくの課題ではあった。すでに平成23年以降、メインバンクをはじめサブ行を譲受人とした債権譲渡登記が断続的に設定されるなど保全の動きもみてとれる。5月に開示した28年9月期第2四半期報告書でも、主力の鶏肉の長期に亘る価格下落、牛肉については一時的に品薄になった影響で肉の特定部位の高値での追加仕入れを余儀なくされたため、同期末時点で1億69百万円の債務超過に陥った。このため新たにGC重要事象等を記載した。その後上述のとおり、主要株主2社を引受先とする増資で計算上はほぼ債務超過は解消している。しかし、今回の下方修正によって再び債務超過転落の危機に晒されている。目論見では…
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