2016年3月30日 公開
東証1部の専門サイト運営C社~内紛収まらず|特別情報
創業者で筆頭株主であるX氏が当社の生みの親であるのに対し、当社を東証マザーズ、東証1部へと上場させたY氏は育ての親といえる。Y氏は祖業とは程遠い企業への出資や買収などで事業を拡大してきたが、本業回帰を望むX氏との対立が浮き彫りとなり、X氏より自身を除く全取締役の退任と、新たに7名の取締役の選任を求める株主提案をされていた。その後、会社案との一本化に向けた話し合いが行われ、一度は破談しかけたものの、2月に入って漸く一本化にこぎつけ、X氏は2月19日付で執行役を兼務することとなった。これで一段落したかに思われたが、定時株主総会開催2日前の3月22日付で取締役会がX氏の執行役を解任した。理由は、社外取締役から求められていた株主総会後の新体制のビジョンを明らかにせず、40日以上放置していたこと、またX氏自身が海外から帰国して代表執行役兼取締役として経営の前線に立つ意思があるのか決めていないなど、執行役としてふさわしくないとの判断が下ったためである。しかし、3月24日に開催された株主総会でX氏を支持する取締役が過半数を占めたため、同日付でX氏が執行役に復帰し、Y氏は代表執行役から執行役へ降格、代表執行役にはX氏側と見られるZ執行役が昇格した。土壇場でX氏が巻き返したわけだが、解任の理由となった海外から帰国して前線に立つか否かについては未だ明確な回答はしていないという。一方・・・
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