2016年2月29日 公開

コープ協同開発(株)、他2社｜札幌市西区

【業種】 不動産賃貸・管理
【倒産形態】 特別清算手続開始申立
【負債総額】 271億円内外（3社合計）

当社及びコープ協同不動産(株)（同所、同代表清算人、資本金7,500万円）、(株)道環（同所、同代表清算人、資本金5,000万円）の3社は、2月26日に札幌地裁へ特別清算手続開始を申し立てた。申立代理人は實重 洋祐弁護士（伊東・實重法律会計事務所、札幌市中央区大通西10丁目、TEL 011-271-2475）。負債総額は、当社が87億円内外、コープ協同不動産(株)が43億円内外、(株)道環が141億円内外、3社合計で271億円内外。

3社ともに、生活(協)コープさっぽろ（札幌市西区）の関連会社。生活(協)コープさっぽろの店舗や施設を当社他名義で所有し、生活(協)コープさっぽろを主体としたテナントへ賃貸していたが、3社とも借入金負担や固定資産除去損失などで連続赤字となり、累積損失が数十億円規模に膨らんでいた。生活(協)コープさっぽろの業績改善に伴い、バブル期に行ったグループでの不動産投資の損失を整理する目的で今回の措置となった。

なお、3社の負債は生活(協)コープさっぽろに対するもので、生活(協)コープさっぽろは平成27年3月期決算において、3社の債権について引当金として計上しており、今後、7年ほどで解消していく見通し。