2016年1月27日 公開
(有)AGH(旧商号・(有)青森グランドホテル)|青森市
【業種】 ホテル経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 20億7,000万円内外
特別情報仙台版(H19.1.5)、平成22年1月13日付本情報号外にて既報の当社は、1月6日に青森地裁より破産手続開始決定を受けたことが判明した。破産管財人には石岡 隆司弁護士(石岡法律事務所、青森市古川2-20-3、TEL 017-735-4838)が選任され、負債総額は20億7,000万円内外が見込まれている。
元代表の三浦 貴之氏の父が創業した老舗ホテル。JR青森駅前という好立地や旅行会社とのタイアップなどもあり業容は拡大し、平成4年ごろには20億円超の年商を計上するなど地場上位クラスに成長。
しかし、景況の悪化や同業他社の進出が活発化したこと、更に高収益が見込める結婚式などの受注も減少したことで以降の売り上げは減少し、平成17年7月期からは赤字体質に陥り繰越赤字を内包。売り上げも平成21年7月期には7億5,000万円内外とピーク時の3分の1程度まで下落した。
また、過大な設備投資が負担となり、平成に入ってからはメーン行からの出向者による財務管理も行われていたが、平成18年8月には一部債権がサービサーへ譲渡され、その後、資本金も半分程度へ減資するなどの慌ただしい動きが頻発し風評が潜行した。
この状況の中、当社単独での再建を断念し、平成22年1月12日の民事再生手続開始申立に合わせる形で、以前より包括的な業務提携を行っていた、都ホールディング(株)(京都市山科区、婚礼事業)がスポンサーとなり、事業を継続することとなった。
平成25年10月に再生手続が終結したが状況は好転せず、平成26年に大口債権者が当ホテルを差し押さえし競売を申し立てた。その後、青森市内の(医)三良会が土地、建物を落札したことで、当ホテルは平成26年8月末に事業を停止していた。
業種 | ホテル経営 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 青森市新町1-1-23 |
設立 | 昭和26年8月 |
創業 | 昭和12年6月 |
資本金 | 5,000万円 |
負債総額 | 20億7,000万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2007年01月05日
特別情報とは
「倒産してからでは遅い」という声をよく聞きます。
たしかに与信管理や審査では事前の兆候について社内外からの幅広い情報収集は不可欠ですが、現実にはなかなか容易ではありません。
実は小社の「特別情報」は、独自の取材ルートと確かな実績で長年にわたり金融機関・総合商社をはじめとする審査のプロたちから一目置かれています。
審査マンの心強いパートナーとして、「特別情報」のご活用をお勧めします。
詳しくはお気軽にお問合せください。