2015年5月22日 公開
八代グリーン開発(株)|熊本県八代市
【業種】 ゴルフ場運営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 17億7,900万円内外
5月18日に民事再生手続開始を申し立て、5月19日に保全命令を受けた。申立代理人は原 啓章弁護士(観音坂法律事務所、熊本市中央区京町1-14-33 京町観音坂ビル2階、TEL 096-322-5787)。監督委員には江越 和信弁護士(三浦・江越法律事務所、熊本市中央区草葉町4-20 富士火災熊本ビル7階、TEL 096-324-1070)が選任されている。負債総額は17億7,900万円内外。そのうち、会員数は1,100名内外で会員の預託金が16億5,600万円内外。また、一般債権者は50社(名)内外。
昭和61年11月、八代地区では初となるゴルフ場運営を目的に、地元企業10社以上からの出資を基に設立し、平成4年に「八代ゴルフ倶楽部」としてオープンした。初年度の売上高は4億3,000万円内外を上げたものの、市況後退を反映して平成10年ごろから利用者は次第に減少し、実績は低減。売り上げ不足から預託金返還にも支障を来し、平成19年ごろからは預託金返還請求訴訟が相次いでいた。
そうした中、平成22年には丸善海陸運輸(株)(福岡県久留米市)を中心とした丸善グループの傘下となり、同グループ代表の古賀 大氏が役員に就任。平成23年6月にはコース改修を行うなど再建を模索してきた。
しかし、平成25年3月に古賀氏が役員を辞任したことで丸善グループから外れ、同月には資本金の大幅減資(4億9,900万円から4,990万円)を実施したものの近年、売上高は2億円内外にとどまり、今回の措置に至った。
なお、事業は継続中で、会員向け説明会を5月24日18時より当社クラブハウス、また一般債権者向けの説明会を5月26日に開くことになっている。
業種 | ゴルフ場運営 |
倒産形態 | 民事再生手続開始申立 |
所在地 | 熊本県八代市二見本町2755 |
代表者 | 藪 優秋 |
資本金 | 4,990万円 |
負債総額 | 17億7,900万円内外 |