2015年5月14日 公開

(株)イメージエポック｜東京都文京区

【業種】 ゲームソフト開発
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 11億円内外

特別情報東京版「ジャッジメント」（H25.6.3）、東京支社夏期情報会（H26.8.6）などで既報の当社は5月7日、東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は中野 剛弁護士（東京都港区虎ノ門1-14-1 郵政福祉琴平ビル8階、TEL 03-3508-9811）。負債総額は11億円内外。また、関係会社の(株)スマイルオンラインゲーム（東京都港区白金台2-4-16、同代表、ゲームソフト開発、平成25年6月設立、資本金410万円）も同時に破産手続開始決定を受けている。

平成17年6月に設立したゲームソフト開発会社。ゲーム用グラフィックデザインを主軸に手掛けていたが平成18年以降はゲーム全体の企画・開発に着手。ニンテンドーＤＳ用ソフト「ルミナスアーク」の開発から始まり、自社家庭用据置型や携帯型ゲーム、オンラインゲームの開発を手掛け、平成23年9月期の年商は17億5,109万円を計上し、一時は上場も視野に入れていた。

一方、収益面は低調で、その後の新規参入による競合激化で目立ったヒット作も聞かれず、開発負担が財務を圧迫していた。平成25年には取引先より一部代金未払いなどを理由に訴訟提起され、動向に注目が寄せられていたが、平成26年秋以降は実質休眠状態となっていた。