2015年4月8日 公開
ヤマキ(株)|大分市
【業種】 繊維製品総合卸売り
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 17億5,000万円内外
衣料品卸売り地場大手の当社は4月7日、事業を停止し破産手続開始申立の準備に入った。申立代理人は、安部 茂、生野 誉士、小野 裕佳の各弁護士(弁護士法人いつき法律事務所、大分市荷揚町10-13 大分法曹ビル5階、TEL 097-537-1133)。負債総額は流動的ながら17億5,000万円内外の見通し。
大正14年12月創業、昭和25年12月法人設立の老舗。大分県内をはじめ福岡、熊本、宮崎県などの百貨店や総合スーパーなどを対象に、スポーツウエアや婦人服、呉服、学生服の他、宝飾品やギフト用品などの卸売りを展開して、平成4年3月期は売上高48億4,000万円内外を計上するなど、地場トップクラスの業容を誇っていた。また、大分市碩田町内に「彩裳会館」を開設して小売り部門にも参入していたが、バブル経済崩壊以降は売り上げ減少に歯止めがかからず、平成26年3月期の売上高は6億4,747万円まで低迷するなど業績は悪化し、採算割れが続いていた。近年は金融円滑化法を利用して資金繰りをしのぎ、平成25年3月には大分市中島中央3丁目の旧本社ビルを売却したが、経営改善のメドが困難となって事業継続を断念、法的措置を選択した。
業種 | 繊維製品総合卸売り |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 大分市碩田町3-1-35 |
設立 | 昭和25年12月 |
創業 | 大正14年12月 |
従業員 | 28名 |
代表者 | 佐藤 知行 |
資本金 | 1億7,500万円 |
年商 | 6億4,747万円(26/3) |
負債総額 | 17億5,000万円内外 |