2015年3月27日 公開
(株)鷹彦、他2社|茨城県久慈郡
【業種】 ゴルフ場経営
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 185億円内外(3社合計)
当社及び関連会社の(株)湘南力(同所、登記上:東京都町田市つくし野1-21-29、同代表、平成11年8月設立、資本金1,000万円)と(株)鷹彦スリーカントリーゴルフサービス(同所、登記上:茨城県久慈郡大子町芦野倉308、同代表、平成5年1月設立、資本金1,000万円)の3社は、3月23日付で東京地裁より破産手続開始決定を受けた。破産管財人は長島 良成弁護士(長島良成法律事務所、東京都千代田区五番町5、TEL 03-5276-1321)。負債総額は預託金182億円内外を中心に、3社合計で185億円内外が見込まれている。
昭和60年1月に設立したゴルフ場の経営業者。昭和62年にオープンした「鷹彦スリーカントリークラブ」(茨城県大子町)は、ジャンボ尾崎氏が設計と監修に関わったコースとして注目を集め、同氏は一時、副社長にも就任していた。
しかし、東京からの交通の便の悪さに加え、バブル崩壊後の客足の伸び悩みや会員権相場の落ち込みにより業績は悪化。平成9年には、原資不足から大半の預託金の償還請求に応じられず、会員権の分割や償還期限の40年延長などを実施した。
更に、平成5年1月には(株)鷹彦スリーカントリーゴルフサービスを設立しゴルフ場の運営を譲渡、平成11年8月には(株)湘南力を設立し、ゴルフ場の不動産を譲渡していた。
その後も業況は改善せず、平成11年以降にはゴルフ場の不動産に対し、税金滞納に伴う複数の差し押さえがされるなど厳しい状況が続き、スポンサー獲得による再建を模索していたが奏功せず、今回の事態となった。
なお、ゴルフ場の運営は継続しており、今後ゴルフ場の譲渡先を探す方針としている。債権者集会は7月13日の予定。
業種 | ゴルフ場経営 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 茨城県久慈郡大子町初原19-9 |
設立 | 昭和60年1月 |
代表者 | 高山 祥一 |
資本金 | 5,000万円 |
負債総額 | 185億円内外(3社合計) |