2015年2月26日 公開
(株)クリスタルフインテック|広島県福山市
【業種】 婦人服製造
【倒産形態】 事業停止
【負債総額】 22億円内外
広島支社定例情報会(H25.5.23)話題注目企業及び特別情報広島版No.130-28516-1「仕入先が動産譲渡登記設定」(H27.2.19)などで経営難を既報の当社は、2月25日に事業を停止し、事後処理を小島 崇弁護士(弁護士法人はな綜合法律事務所、広島県福山市元町6-11、TEL 084-971-4554)に一任した。負債総額は現在調査中ながら22億円内外が見込まれる。
昭和47年12月に創業し、昭和52年4月に法人化した(有)のぶはら被服が源泉で、法人の設立は平成6年12月。婦人向けフリーパンツ縫製加工が主業で、設立時は同社の販売部門会社という位置付けだったが、その後の平成17年3月に、経営合理化で同社を吸収合併し、企画から製造販売までの体制を整え業容を拡大、現在に至っている。
幅広い年齢層を対象としたレディースボトム製造に特化し、業績面は(有)のぶはら被服合併後の平成19年2月期に10億円内外の年商を突破して10億4,700万円内外を計上。近年では人件費の高騰に対応する格好で生産拠点を中国に求め、商社筋を通して輸入した商品を東京、名古屋、大阪などを中心とする全国各地の繊維問屋や小売業者など200社内外に販売していた。量産化、販路拡大の流れの中、花柄プリント生地の婦人用フリーパンツがヒットするなど積極的な展開が功を奏し、年商も比較的健闘し、直近の平成26年2月期決算では年商17億8,000万円内外を計上した。
しかし、一方では低価格商品がメーンだったため、競合も厳しく収益面は低調推移を強いられていたのが実情で、対応策として商品構成及び価格設定の見直しなどに取り組んでいたが、円安問題なども襲い掛かり状況は暗転。資金状況は、平成24年7月、平成25年4月、平成26年10月に取引金融機関が債権譲渡登記を設定し、平成26年11月には主力仕入れ先の渡辺矢(株)(大阪市中央区安土町3-2-8)も債権譲渡登記を設定する動きとなっていた。
業種 | 婦人服製造 |
倒産形態 | 事業停止 |
所在地 | 広島県福山市新涯町3-31-28 |
設立 | 平成6年12月 |
創業 | 昭和47年12月 |
代表者 | 信原 厚志 |
資本金 | 1,000万円 |
年商 | 17億8,000万円内外(26/2) |
負債総額 | 22億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2015年02月19日
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