2015年2月6日 公開
(株)千葉室内|青森市
【業種】 家具販売・室内装飾
【倒産形態】 破産手続開始決定
【負債総額】 17億6,000万円内外
仙台支店情報会(H26.12.4)及び特別情報仙台版(H27.1.23)で既報の当社は、2月5日までに事業を停止し、青森地裁へ破産手続開始申立を行い、同日付で破産手続開始決定を受けた。破産管財人は石岡 隆司弁護士(石岡法律事務所、青森市古川2-20-3 朝日生命青森ビル7階、TEL 017-735-4838)が選任されている。負債総額は17億6,000万円内外が見込まれている。
創業は昭和11年と聞かれる地場古参の家具販売業者で、昭和23年に現在地へ移転し、法人化後の昭和38年には本店舗を新築。昭和51年には別館も本店に隣接した形で開店したが、平成5年に両方を連結する形で現店舗となった。その後、拡大路線に舵を切り、青森市内に物流センターを設置した他、青森県八戸市、青森県弘前市などにも拠点を開設し、業容は拡大。平成12年6月期には29億円超の売り上げを計上した。
しかし、平成12年6月期をピークに売り上げは減少に転じ、平成15年6月期には20億円を割り込んだ。以降は20億円台へ復帰は出来ず、もともと低かった収益性も更に悪化したため経常段階での赤字も頻発。
平成17年に八戸店を閉店。平成21年6月には弘前店を本店に集約する形で閉店するなど拠点の統廃合を進めたことで、平成21年6月期は2億円を超える赤字決算となった。平成22年6月期にはついに売り上げが10億円を割り込むと共に、収益面も1億円内外の赤字となり債務超過へ転落していた。
業績回復のため、家具販売の他、リフォーム関連の設計及びプロデュースも開始したが、近年の売り上げは4億円台で推移し、実質赤字の状況が続いていた。また、最近は大手ホームセンターなどとの価格競争も激化し、過年度の設備投資による借り入れは年商の4倍に達するなど資金面はひっ迫、リストラなども行ったが改善は進まなかった。
この状況の中、先行きの見通しも立たず、資金繰りも限界に達したと見られ今回の事態となった。
業種 | 家具販売・室内装飾 |
倒産形態 | 破産手続開始決定 |
所在地 | 青森市新町2-8-12 |
設立 | 昭和30年1月 |
創業 | 昭和11年7月 |
従業員 | 25名 |
代表者 | 千葉 哲朗 |
資本金 | 4,000万円 |
年商 | 4億0,314万円(26/6) |
負債総額 | 17億6,000万円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2015年01月23日
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