2014年10月2日 公開
(株)北光物産|宮城県栗原市
【業種】 鶏肉加工食品、惣菜製造販売
【倒産形態】 弁護士一任
【負債総額】 14億2,000万円内外(25/8期末)
9月30日までに事後処理を佐藤 裕人弁護士(佐藤法律事務所、仙台市青葉区一番町2-8-15 太陽生命仙台ビル6階、TEL 022-224-8177)に一任し、事業を停止した。負債総額は平成25年8月期末時点で14億2,000万円内外。
昭和47年4月に北光物産として個人創業し、昭和51年3月に法人化した鶏肉加工食品・惣菜(そうざい)製造販売業者で、同業者間では規模的には地場最大手クラスに位置する。本社近くに第2工場、近隣に第1工場を構え、中国やタイにも業務委託工場を有し、業容を拡大して平成14年8月期には61億6,500万円内外の売り上げを計上した。
元々フライドチキンなど鶏肉の加工販売に特化していたものだが、平成17年3月より大手スーパーや商社向けに惣菜の製造販売も開始していた。
しかし、消費低迷や海外製品との価格競争が始まり、売り上げは半減して収益は低下。円安や円高にも収益が大きく左右される状況もあって、高額の赤字決算が続き債務超過に転落していた。
状況改善のためにリスケを受け、今年5月には販売部門を別会社へ譲渡し、当社は製造に特化することとなったが、消費増税に伴う消費動向の冷え込みや、円安による仕入れ原価の上昇などもあって改善が進まず、ついに資金繰りが限界に達し今回の事態となった。
なお、現在会社へ連絡するも留守電の状態となっており、事後処理のために弁護士が常駐し、今後の法的整理を含めて精査中と聞かれる。
業種 | 鶏肉加工食品、惣菜製造販売 |
倒産形態 | 弁護士一任 |
所在地 | 宮城県栗原市若柳川南上堤345 |
設立 | 昭和51年3月 |
創業 | 昭和47年4月 |
従業員 | 10名 |
代表者 | 伊藤 富士雄 |
資本金 | 7,500万円 |
年商 | 26億1,100万円内外(25/8) |
負債総額 | 14億2,000万円内外(25/8期末) |