2013年11月22日 公開

(株)花鳥園｜神戸市

【業種】 テーマパーク運営
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 14億円内外

11月20日付で東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は前山 信之弁護士（アンダーソン・毛利・友常法律事務所、東京都港区元赤坂1-2-7 赤坂Ｋタワー、TEL 03-6888-1071）。負債総額は14億円内外。なお、営業は継続中。当社は、静岡県掛川市で同事業を行っている、鳥類コレクターとして著名な現代表が平成16年5月に設立したもので、平成18年3月に神戸市のポートアイランドに花と鳥のテーマパーク「神戸花鳥園」をオープンした。インコやオウムなどの鳥を敷地内で飼育し、ベゴニアなど四季折々の花を栽培。ペンギンとの記念撮影やフクロウなどの猛禽（もうきん）類によるバードショーをはじめ様々な鳥と触れ合えることで人気を博し、ピークとなる平成20年3月期には年間入園者数65万人を集め、売上高12億8,000万円内外、1億円を超える当期利益を計上していた。しかし、その後は景気低迷等の影響で入園者数は減少の一途をたどり、それに伴い業績も低迷。近年は売上高が10億円を割り込む状態が続いていたが、平成25年3月期は6億5,000万円内外まで落ち込み、4期連続赤字を余儀なくされていた。財務面も債務超過の状態で多額の借入金を抱えていたことから今回の措置となった。