2013年12月27日 公開
(株)ハセック｜滋賀県
【業種】 電気制御機器等製造
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 20億円内外
特別情報大阪版（H25.9.30）で既報の当社は、平成25年12月23日付で事業を停止。事後処理を橋本 芳則弁護士（金子・中・橋本法律事務所、大阪市北区西天満4-3-25 梅田プラザビル別館9階、TEL 06-6364-6411）他5名に一任し、破産手続開始申立の準備に入った。なお、弁護士からは負債総額は現在調査中で公表はないが、平成25年3月期末で20億円内外。昭和50年3月に創業し、平成2年1月に長谷川電機(株)の商号にて法人設立。平成4年4月に現商号に変更。平成22年11月にはタイに現地法人ハセックタイランドを設立するなど、産業用省力化機械、電気制御機器等の製造を主業務として、大手企業に販路を築いていた。平成23年3月期は大手液晶メーカーからの大口受注も確保し、売上高は32億2,700万円内外に大きく伸展したが、納品段階で設計ミスが発覚。営業段階から赤字を計上し、特別損失2億6,300万円内外により繰越損失2億9,000万円内外を内包。平成24年3月期売上高は13億9,500万円内外に半減する中、販管費削減により営業黒字1,000万円内外を確保した。しかし、平成25年3月期は自動車関連向けラインを新たに受注したが、品質基準をクリア出来ず、作り直しなど原価負担により総利益段階から1億1,800万円内外の赤字。前期修正損4億2,300万円内外から当期赤字は7億3,100万円内外に拡大し、債務超過額は6億円を超えるなど財務面は大幅に悪化していた。また、平成25年3月期末で19億6,600万円内外の過大な有利子負債を抱える中、平成25年8月15日には関西アーバン銀行が債権譲渡登記を設定するなど資金調達面の厳しさが更に表面化。収益面の確保に見通しが立たなくなったことから事業継続を断念し、今回の事態となった。
| 業種 | 電気制御機器等製造 |
| 倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
| 所在地 | 滋賀県甲賀市水口町ひのきが丘36-1 |
| 設立 | 平成2年1月 |
| 創業 | 昭和50年3月 |
| 代表者 | 長谷川 正勝 |
| 資本金 | 2,000万円 |
| 年商 | 15億1,300万円内外（25/3） |
| 負債総額 | 20億円内外 |
特別情報掲載
特別情報本文に掲載された日付です。
2013年9月30日
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