2014年1月8日 公開

(株)ダン科学｜東京都八王子市

【業種】 半導体洗浄装置製造
【倒産形態】 再度 民事再生手続開始申立
【負債総額】 49億8,700万円内外

平成25年12月26日、東京地裁へ民事再生手続開始を申し立てた。申立代理人は平谷 敬一郎弁護士（東京都八王子市明神町4-7-15 落合ビル3階、TEL 042-645-1533）他。監督委員には大野 了一弁護士（東京都港区虎ノ門1-15-12 日本ガス協会ビル5階、TEL 03-3502-6296）が選任されている。昭和31年4月創業、昭和34年4月に法人化した洗浄装置製造会社。本社テクノセンターの他、相模原市に藤野工場、山梨県上野原市に上野原工場を持ち、半導体や液晶基盤、ハードディスク、精密部品等の洗浄装置・乾燥装置の開発・製造を行い、大手電機メーカーや半導体製造企業等を販路に、平成20年9月期の年商は45億円内外を計上していた。しかし、変動が激しい半導体市況に左右される受注環境だったうえ、研究開発費や工場設備負担が財務面を圧迫、半導体市況悪化や取引先破綻にともなう焦げ付き発生（ナカン(株)、千葉市、平成21年3月2日民事再生手続開始申立、申立書記載963万円）もあり平成21年4月2日付で民事再生手続開始を申し立てた経緯がある。再生計画による経営合理化をすすめ、平成24年11月13日付で再生手続は終結となっていたが、平成25年末の弁済が難しくなったため再度の申立となった。