2014年2月24日 公開
(有)カネキチ、他6社|北海道
【業種】 水産加工
【倒産形態】 破産手続開始申立準備
【負債総額】 72億円内外(7社合計)
2月19日までに事後処理を伊東 秀子、新井 洋平の両弁護士(札幌市中央区北三条西7丁目、TEL 011-272-5000)に一任し、札幌地裁小樽支部に破産手続開始申立の準備に入った。負債総額は9億円内外。昭和21年創業で休眠状態となっていた(有)兼吉吉野商店の営業基盤を継承して平成15年11月に設立した水産加工業者。タラコやカズノコなどの加工を手がけ、平成20年8月期には年商7億6,800万円内外を上げていた。しかし、消費低迷や安価な中国製品との競合などで業績が低迷し、平成25年8月期の年商は4億5,000万円内外にダウン。資金繰りが行き詰まった。また、当社を含む9社で組織し、組合員向けに原材料購買事業、製品販売事業、保管・運送事業、指導事業、信用事業を手がける古平町水産加工業(協)(北海道古平郡古平町入船町7、吉野 浩次代表理事、昭和41年7月設立、出資金1億3,000万円)も連動して破産手続開始を申し立てる見通しで、同組合単体の負債総額は32億円内外。更に以下の組合員5社も事業継続が困難で同様に破産手続開始の方向となっており、組合と組合員6社の負債総額は72億円内外に達する模様。(株)天印清水商店(北海道古平郡古平町新地町53、清水 敏幸代表、昭和59年6月設立、資本金2,400万円)(有)マルヒカリ橋本水産(北海道古平郡古平町入船町28、橋本 敏子代表、平成8年9月設立、資本金300万円)(有)ヤマダイ藤田水産(北海道古平郡古平町本町40、藤田 孝良代表、平成9年4月設立、資本金300万円)(株)カネニ本間水産(北海道古平郡古平町丸山町16、本間 淳一代表、平成8年4月設立、資本金1,000万円)(有)丸高高橋水産※(北海道古平郡古平町本町19、高橋 進社長※、平成8年6月設立、資本金300万円)なお、組合員のうち2社は事業を継続し、1社は自主廃業の方向とみられる。(※「高」と表記しておりますが、正しくは「はしごだか」です)
業種 | 水産加工 |
倒産形態 | 破産手続開始申立準備 |
所在地 | 北海道古平郡古平町港町34 |
設立 | 平成15年11月 |
創業 | 昭和21年 |
代表者 | 吉野 平康 |
資本金 | 300万円 |
年商 | 4億5,000万円内外(25/8) |
負債総額 | 72億円内外(7社合計) |