2014年5月1日 公開

丸山物流(株)｜大阪市港区

【業種】 総合物流
【倒産形態】 民事再生手続開始申立
【負債総額】 13億円内外

4月28日付で大阪地裁へ民事再生手続開始の申立を行い、同日同地裁より保全命令を受けていることが判明した。申立代理人は森 拓也弁護士（きっかわ法律事務所、大阪市北区堂島浜1-4-16 アクア堂島西館2階、TEL 06-6346-2983）他、監督委員には秋山 洋弁護士（弁護士法人御堂筋法律事務所、大阪市中央区南船場4-3-11 大阪豊田ビル、TEL 06-6351-7266）が選任されている。負債総額は13億円内外。昭和21年に創業、昭和27年6月に法人化した運送業者。創業以来、一般貨物運送からスタートし、その後、船積荷役業務や海上輸送、更には輸出入通関業務を手掛け荷役梱包から一時預かりの倉庫業と総合物流会社として業容を拡大。ピーク時には40億円近い年商を上げていた。しかし、度重なる燃料費の高騰や荷役単価の下落により企業体力も低下。営業エリアの拡大や在阪大手電機メーカーを得意先に獲得するなどし難局を乗り切ってきたが、ここ数年は同メーカーからの受注の減少に加え、人員確保や労働環境改善のための労務費問題に加え、同業他社との荷役価格のダンピング競争により採算維持が難しくなり収支は赤字に転落。何とか取引金融機関へ支援を求めてきたが、肝心の業容の回復見通しは立たず法的申立しか選択肢は残されておらず今回の事態となった。